桑山@9期です。
ワークの議事録を以下に記載します。
第1回ワーク、グループC
<参加者>
長谷川さん(議事進行)、長谷部さん、山縣さん、吉川さん、名倉さん
※以下敬称略
<書記>
佐山
テーマ
技術力に優れた能力を持っている23歳の社員が入社してきました。
ただし生意気で言う事を聞きません。
この人から技術を教えてもらうにはどうしたらよいでしょうか?
<内容>
T.経験談について
[長谷川]
同じような経験を持った人はいませんか?
[名倉]
同様な経験があり、その時は次のようだった。
1.入社当時
・社員の背景
22才の大卒の社員。ちょっとオタク系でよく知っている。
人には教えたがらず「技術は盗むものだ」というようなタイプ。
スキルトランスファーしてほしいのに自らはしてくれない。
・リーダーとしての対応
とにかく仕事をやらせてアウトプットをさせた。
他の社員にはそのアウトプットから
スキルトランスファーをするように試みた。
・結果
その人間に仕事が集中してしまった。
分担されず、他の社員も率先してスキルを学習しなかったので、
結果スキルトランスファーはできなかった。
※1に対するコメント
[山縣]
そんなにできるのであればリーダーにしてしまえばよいのでは?
[長谷川]
その解決方法の場合、今回の「技術を教えてもらう」
という主題とは外れてしまうのでは?
2.入社後
[名倉]
その後その新人の意識が変わり始める出来事があった。
それは中途で年上だが未経験の社員が入ってきた際、
その社員が日夜非常に努力している姿を見て技術を教え始めた。
※2に対するコメント
[長谷川]
盗みたい人には教えてくれるのか?
[山縣・名倉]
そういう人間はただの「教えて君」には絶対教えないのでは。
[名倉]
知らない人間に教えることで優位にたった気がして、
そういうのが好きな人間もいる。
===
・経験談からテーマ議論:結論の草案
「自分で努力した結果でわからないところをピンポイントで聞けばよい」
[全]
それだけの問題ではないのでは?
[山縣]
なぜ生意気なのか聞いてしまえばよいのでは?
[吉川]
その方法で聞き出すのは難しいのでは?
それよりもその人間の役割を伝える、
期待をかける方がより聞きだせる環境になるのではないか。
[山縣]
その場合リーダー、立場は関係ないか?
[吉川]
どの立場でも伝えることはできるのではないか?
===
3.その後の動向
[名倉]
その新人はあるときから本格的にスキルトランスファーをはじめた。
それはプロジェクトに火がつき始めたあたりから。
はじめのうちは他の社員ともわだかまりがあったが、
このころから打ち解けはじめてとてもいい雰囲気になった。
※3に関するコメント
[佐山]
それは自分が技術を知っていて教える立場・役割であることを
本人が認識したからでは?
[名倉]
それは定かではないがその状況に至るまでに、
本人が社会人経験を積んだのは確かである。
(役割という観点で)
[長谷川]
近いかどうかはわからないが、
会社をまたぐマルチベンダーのような環境の場合、
役割分担でわだかまりが出やすいと聞いたことがある。
U.テーマのまとめ
[佐山]
当初の草案は
「自分で努力した結果でわからないところをピンポイントで聞けばよい」
だがそれで問題無いか?
[全(佐山以外)]
ちょっと議論の内容とかみ合っていないのでは?
[長谷部]
何が必要なのかを考えるべき。
ただ技術が必要ならば強権力でその新人をねじ伏せて教えさせてもいいし、
より技術力の高い人(ベテラン)を連れてきて教えてもらえばいい。
[長谷川、吉川]
必要なのはこういうことなのではないか?⇒結論へ
V.結論
プロジェクトとはどうやって進めていく物なのか、
プロジェクトの一員としてどういう立ち振る舞いをすべきなのか、
そこを理解してもらうように説明すること。
それを本人が認識することで役割の認識につながるので、
わだかまり無く説明してもらえる環境を作ることができる。